2012年8月23日木曜日

利己的なソーシャル化の遺伝子

R5060447
GXR Lumax 50mm f2.4

ソーシャル化っていうのがいまいちわからなくて、その原因はどこにあるのかと考えると自分自身がソーシャル化していないから、という結論にいたりました。
ソーシャル化している人にとっては、ソーシャル化なんてのは肉であり骨であるのかもしれませんが、ソーシャル化していないものにとってはちんぷんかんぷん。

ただ、もしかしたらソーシャル化をわからないだけで日常の中でどっぷりとソーシャル化に浸っているとしたら怖いことです。
知らない間に肉も骨も入れ替わりソーシャル化してしまっているとしたら。
既に体は自分のものでなく社会で共有すべきものになっているとしたら。
個人の意思だと思っていた行動は自分自身のためのものではなく社会のための行動の一つでしかなく、それはソーシャル化した肉や骨が脳を律しているから、かもしれません。

古くから「健全な肉体に健全な精神は宿る」といいます。
このことから肉体を司る肉や骨が精神を制して行動を決定する理はあると考えてもいいでしょう。
いつの間にソーシャル化の果実を口にし、体がいれかわったのでしょうか。
それとも「利己的な遺伝子」がソーシャル化を生んだのかもしれません。

利己的な遺伝子 <増補新装版>
リチャード・ドーキンス
紀伊國屋書店
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