2014年7月31日木曜日

柱にステインを塗ってみた

砂壁に色を塗って、白木の柱を漂白し、次にやるのは後回しにしていた柱の塗る部分をどうするか。
ペンキかステインかで悩んでいましたが、ステインを使うことにしました。
ステインというのは、顔料?が染みこむことで木に色がつくやつです。
元々はオイルステインという油性のものですが、水性のステインというのもあります。
オイルステインを中心に使いましたが、水性ステインも一部使いました。

オイルステインと水性ステインを使ってみてわかったことは
水性ステインはオイルステインと比べると
・扱いが楽
・色が薄い
・匂いがしない
ということ。

水性ステインはチューブに入ったnuroというやつを使ったのですが、これが楽ちんなのです。
チューブのステインを布にとって、それを塗りつけるという使い方をするので刷毛もいらないし、水性なのでうすめ液もいりません。
余計なところに付いても、すぐに拭き取れば色もほとんど残らない。
この色が残らないっていうのは、そもそも色が薄い、色を付けにくいということでもあります。
マホガニーの赤っぽい色を使ったのですが、1回ではほとんど色が付きません。
3回くらいやって、ようやくマホガニーっぽいような色になりました。



白木を綺麗にしてからステインをつけたらこんな感じになりました。
白木のアク洗いはこちらに書きました。
洗剤とオキシドールで出来る白木の漂白、アク洗い

一方のオイルステインは、ほぼ黒に近い茶色を使ったのですが、一発でほぼ真っ黒。
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その代わり、余計なところに付いたら取れないのでしっかりとマスキングが必要ですし、刷毛を洗うにはうすめ液が必要だし、手に付いたらなかなかとれません。
あとはオイルステインは匂いがかなり残ります。今回は室内の柱に使ったので、気になりました。
匂いは窓を開けて時間が経つのを待つほかありません。
そのうち気にならなくなります。

あとは、水性の方は何度も塗るため割高のような気がします。
一度塗りで、うっすらと色を付けるなら水性の方が楽ちんで向いていますが、しっかりと色を付けるならオイルステインを使った方が早いし、安い気がします。

というわけで、壁に続き白木の柱にも手をつけました。
基本的にオイルステインを使いました。
マスキングテープを貼って、刷毛でペタペタ塗っていきます。
ペンキと違って1回塗ってしまえば、十分です。
塗ってから少し時間を置いて、布で拭きあげてよけいなステインを取り除きます。
余計なステインをしっかりと拭きあげないと、手や服などに色移りします。
ちゃんと拭き取ってからは色移りしません。
色が濃いオイルステインは拭きあげたら大丈夫ですが、水性ステインの方はなんとなく、いつまでも色移りする気がしたので、上からワックスを塗りました。
ワックスを塗ると当然テカテカになるのですが、テカテカにする予定じゃなかったので、その点は不本意ですが、薄くワックスを塗ったあとに擦って剥がし、その上から蜜蝋を塗るなど、色々工夫するとテカテカしないのも出来るみたいです。
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当然といえば当然ですが、白木を洗剤でしっかり洗ってからオイルステインを使った方が綺麗になります。
ただ、汚れたままオイルステインを使うと木目がハッキリと出てくるような気がするので(汚れている部分にはステインが染み込みにくく、染み込みやすい部分との差がでる、たぶん)、どっちがいい、というのはないかもしれません。
でも、ちゃんと洗ってからステインを付けた方がスベスベになって手触りがいいので

あと、ステインは染み込まないと色が付きません。
具体的にはニスが塗ってある部分は、ニスがステインをはじくので、顔料が染み込まず色が付きません。
なのでニスが塗ってある部分はニスを落としてからステインを塗ることになるのですが、しっかりとニスを落とすのは物凄く大変です。
ニスを40番か80番の紙やすりでガリガリと適当に落として(適当にニスを残して)、その上からオイルステインを使うと、ニスが残っていたり残っていなかったりで、面白い感じになります。
ですが、ニスの上に残ったステインをしっかりと拭き取らないと色移りしちゃいます。
ニスが付いていたら、ペーパーで擦ったあとにニスを落とす溶剤があるのでそれを塗って、皮はぎのようなものでニスをこそげ落とすのが、本来のやり方みたいですが、かなり大変です。
ニスが付いいる部分は他の方法を考えた方がいいかもしれません。