2014年7月17日木曜日

東京喰種の謎と予想

Kindleで東京喰種を読んでいます。
グールっていう見た目は人間だけど、人間をたべないと生きていけない種(人間意外はコーヒーしか口にできない)。そのグールと普通の人間のドラマというような内容の漫画です。
アニメ化され、今後ますます読まれるかと思います。
この漫画、話が広がる一方で伏線というか前振りを全く回収する気配がないので、最初の方を忘れかけています。
なので、読みなおして気になったところをまとめておくことにしました。

書き直しというか、12巻を読んだ後、13巻を読んだ後の気になったことを書きました。
東京喰種の謎と予想 その2 12巻を読んで
東京喰種13巻の謎

金木研は最初から狙われていた?

金木君はリゼさんに襲われている最中に鉄筋が落下する事故に会い、リゼさんが下敷きに。
下敷きになったリゼさんの内臓を移植される金木くん。
移植されたのが内臓であったのか、何であったのかハッキリしていませんが、移植手術により金木くんは隻眼のグールになりました。
この隻眼というのは人間とグールのハーフということで使われています。
キッカケとなる鉄筋の落下は、事故ではなく仕組まれていたものだった、とイトリに示唆されています。
仕組まれていた、というのはリゼさんを殺すため、もしくは嘉納教授が生け捕りにするため?でしょう。
どちらかと言えば、殺すというよりも生け捕りのために事故に偽装した、というのが正解だと思います。
であれば、嘉納教授の企みであり、シロもクロも隻眼のグールになる前なので、鉄筋をひょいっと落とすことが出来る人物、すなわち嘉納教授に協力したグールがいそうです。
それはアオギリの樹なのか?関係のないグールなのか、気になります。
マダムAが嘉納教授を襲おうとした時にいた護衛と同一人物の可能性が高いでしょう。
その時点ではアオギリのメンバーではない可能性が高い。なぜなら、アオギリの樹はリゼさんが行方不明になった後、リゼさんと嘉納教授を探すのですから、その時点でアオギリの樹と嘉納教授が接触していたとは考えにくい。
では、誰なのか?
未登場の人物とは思えませんが、どうでしょう。

また、リゼさんを手に入れた嘉納教授が真っ先に金木君に移植したことを考えると、金木君はリゼさんの生け捕りに巻き込まれただけではなく、隻眼のグールに出来そうだと最初から金木くんは目をつけられていた可能性があります。
わざわざ人目につく病院で、金木君をグールにするのですから、よほど自信があったのでしょう。
でも、なぜ金木君だったのか?金木君がグールになる目処があったから?金木君のグール化に成功すると考えていたのなら、その理由は?

あんていく

あんていくは喫茶店の名前ですが、antiqueじゃなくてun-takeなのかなぁと思っています。
takeに否定の接頭語を付けて、食べないというという意味で。
10巻に出てくるジョーク、「ブラックコーヒーでよろしいですか?」の問いに「あんていく」という答え(オチ)は、「(砂糖は)摂らない(食べない)」、un-takeと答えた、という事なのでは。
ロマが砂糖を間違ったという流れからしても。
ただ、「あんていく」という台詞はロマではなく篠原特等のものらしいということ、ロマの台詞だとしても、19区から金木君目当てで移り住んできたロマが言うのか?という疑問はあります。
魔猿が「あんていく」の店名にも意味がある、というようなことを言っているので、少なくとも単純にantiqueが由来ではないと思います。
あと、ロマはただのモブというわけでもなさそうな気もします、なんとなく。

では、何故あんていくの面々は食べないのかというと、芳村が隻眼の半グールなのではないかなぁと。
半グールなので金木君と同様にホイホイ人間を食べたくない、できるだけ人間を食べなくてもいい道を探ったので、その志を店名にしたのでは?
ただ金木君とは違い、人工的ではなくて偶々生まれた天然の隻眼。
人間とグールのハーフは生まれる事が稀にある、という前振りはあるので、主要な登場人物の中に隻眼のグールはいるでしょう。
それは目の描写から芳村か四方さんしかいないわけで、四方さんよりは芳村だと思います。
というのも、リゼさんがいるから。

リゼさん

リゼさんは嘉納教授に目をつけられていた可能性が高く、何故目をつけられていたのかというと人間とグールのハーフを作るのに使えそうだから。
ではなぜ、ハーフに使えそうだと踏んだのか?それはリゼさんが隻眼のグールの子供だから、とかどうでしょう。
人間の血が1/2入った隻眼とグールの間の子供で、人間の血が1/4入っているから人間とのハーフを作るベースになるだろうということです。
ということで、芳村の子供がリゼさんではないかと予想しています。
リゼさんは本当の名前がわからない事になっていますが、それは隻眼のグールとの親子関係にあることを知られたくないからで、芳村は自分の子供であるリゼさんを隠すため、リゼさんの仮の名である神代、鯱にリゼさんの面倒を見てもらうことにしたのでは?
そして芳村がリゼさんと離れたのは、もう一人の梟(アオギリの樹)が狙っていたから?
リゼさんの事故と嘉納教授のことを知った鯱はコクリアから出て、6区には戻らずにアオギリの樹に近づいたんじゃないかなぁと。
シャチは人間世界で修練したと言っているので、トーカちゃんを大学に行かせようとする芳村の思想に近いものがありそうですし。
リゼさんとは逆にグールの血が1/4入った人間が金木くんなのかなぁという気もします。
移植にはAB型なら大丈夫というわけではない、という台詞もあるので、他の要素が必要なのは明らかです。
リゼさんに人間の血が混ざっているからドナーとして適しているのであれば、移植される方にもグールの血が混ざっている、という事は考えられるでしょう。
金木君のお母さんは過労死していますが、幼い頃に亡くなったとされる父親の描写は全くありません。
父親が隻眼のグールである可能性があります。
そうなるとリゼさんと金木くんは腹違いの兄妹ということになるわけで、だとすると芳村は酷い男です。

もう一人の梟

梟には捜査員を殺した梟、殺していない梟は別のグールだと思われます。
体格や見た目が少し違うということなので、兄弟のような肉親関係でしょう。
一方の梟の子供の一人が金木君で、もう一方の梟の子供がリゼさんなのかもしれません。
それなら、金木くんとリゼさんは腹違いの兄妹ではないので、芳村が酷い男ではなくなります。
金木くんがグールの血を1/4、リゼさんが人間の血を1/4持った血統で、どちらかが芳村の子供で、もう一方がもう一人の梟の子供ということです。
ただ、金木くんが元々グールの血を引いていたために嘉納教授に狙われて、さらに実験が成功したとするならば、シロとクロはなぜ実験に成功したのでしょうか?
シロとクロ以降にも嘉納教授は実験に失敗しているので、シロとクロも金木くんと同様に実験に成功する確信があったのかもしれません。

隻眼のグールは意外と沢山いるのかも

イトリの店で隻眼のグールが話題になった時、目撃情報はバラバラでした。
これは隻眼のグールが実は沢山いるということの前振りだったのかもしれません。
であれば、シロとクロも隻眼のグールの子供という可能性はあります。なのでグール化手術が成功した。
また、鈴屋や亜門もそうなのかもしれません。
グールに誘拐された、グールに育てらたという特殊なエピソードは出生に関係するとしか思えません。
特に亜門は。

鈴屋が名前を変えた理由、総議長が推薦する理由

鈴屋と金木君の初対面の時、金木君は鈴屋を美味しそうな匂いだと感じていますが、これは普通の人間ではないことを示唆しているのかもしれません。
チクチク縫ったり普通の人間ではない事は明らかなのですが、グールに近いものがありそうな感じです。
で、なぜ名前を変えたのか。
アカデミーの同期にはすぐにバレるのに、もしかしたら同期はいないのでしょうか?
それと総議長の推薦。
総議長の推薦は有馬も同様です。
そもそも総議長、和修家というのが全く謎ですが。

ナシロ・クロナがシロ・クロになった理由

嘉納教授に口説かれてグールになったシロとクロですが、そもそもグールを恨みまくっているはずのアカデミー出身。
嘉納教授にどんな風に説得されたのでしょうか。
単純にグールを憎んだところで意味が無い、グールを憎むように仕向けるCGCが黒幕っていうことなのでしょうか?

隻眼の右と左
金木君がヤモリに捕まった時、赫眼が右か左かを確認して、右目の赫眼を探しているようでした。
右目に赫眼が現れるのと、左目に現れるのでは何が違うのかわかりませんが、シロ・クロは赫眼が逆で、シロが右目の赫眼です。
でも、そのシロは瀕死で嘉納教授には捨てていけと言われているので、アオギリの樹は右目の赫眼を本当に探しているのか、イマイチわかりません。

金木くんの倫理観

金木くんは人間は食べたくないくせに、グールはガンガン食べたようです。
元人間だから人間は食べたくない、というのはわかります。
しかし、グールだから食べていい、というのは違うような気がします。
極端な共食いをすると赫者になるのであれば、芳村が梟ならばグールを食べていたはずですが、グールなら食べてもいいという考え方を何かをキッカケに改めたのではないかなぁと思います。
そうであれば、いずれ金木くんも同じような出来事に遭遇し、グールをガッツリ食べたことを後悔するような展開になるんじゃないかなぁと考えています。
それは高槻泉が絡んでくるのかなぁなんて想像しています。

他にもありますが、たぶん明日Kindle版の最新刊が発売するので、それを読んで、書き足すなり書き直します。