どこで見かけるかというと、ドローンを使った空撮。
他にはAmazonがドローンによる配送を研究しているとか、そんな話題もありました。
さて映像業界で最近ホットなのは、ラジコンヘリを使った空撮。小型軽量のアクションカム系を載せるだけでは飽き足らず、デジタル一眼クラスを載せる大型ヘリもバンバン実戦投入されています。
2014 NAB Show:JVCがラジコン空撮業界に参入 (小寺信良リポート)
よく聞くけど、よくわからんので調べて、まとめてみることに。
なぜドローンと呼ぶのか
そもそもなぜドローンと呼ぶのか。ヘリコプターとかマルチコプターとは違うのでしょうか?
英語で雄のハチを指す語句。転じて不活発な活動体や自動操縦される無人の飛行体や車両、ハチの発するような音などを指すラジコンのマルチコプターだけでなく、無人航空機全般をドローンと呼ぶようです。
ドローン (曖昧さ回避)
韓国で見つかった北朝鮮の無人機もドローンだし、暗躍しているらしいMQ-1(RQ-1)プレデターもドローンだし、おもちゃのラジコンヘリもマルチコプターもドローンと呼んででいいようです。
なぜ注目されているのか
最近では実写版の魔女の宅急便の空撮シーンはドローンとRED EPICで撮影されたとか。そんな記事をみた記憶があるのですが、探してみましたが見つかりません。他にはCMなどでもよく使われるようです。
ラジコンにしろ動画にしろ以前からあるものを組み合わせただけなのに、なぜ急によく見かけるようになったのか不思議でしたが、その理由はブラシレスジンバルというやつにあるようです。
ブラシレスジンバルっていうのは、電動のステディカムみたいなやつです。
ステディカムは手持ちで歩きながら撮影しても、ブレがなくぬめーっとした動きが撮れます。
ブラシレスジンバルってやつもぬめーっとした感じで撮るために必要らしいです。
ブラシレスジンバルは空撮用だけでなく、手持ち用もあるようです。ステディカムなどのスタビライザーよりも軽いみたいなので、いずれ置き換わるかもしれませんが、音とか入りそうな気がしますがどうなんでしょう。
DJIのZ15というブラシレスジンバルが最初だそうで、それ以降色々と出たそうです。
GoPro用は2万円もしないものが沢山販売され、一気に人気になったようです。
ブラシレスジンバルの先駆け、DJIが今度出すクアッドコプターにカメラとブラシレスジンバルを全部くっつけたPhantom 2 Vision Plusで撮ったのが上の動画です。
お値段は直販価格は1299ドル。
このくらい撮れたら、ちょっとした撮影の仕事にも使えそうですが、法律とかはどうなんでしょう。
ラジコンと法律
ラジコンと言うとなんだかオモチャぽいですが、ラジコンヘリコプターって結構大きいし、制御を失い空から降ってきたら大事です。指定された産業用ラジコンヘリを操縦する場合は、社団法人農林水産航空協会が発行する「産業用無人ヘリコプター操縦技能士」認定証が必要ですが、模型用ヘリを操縦するには資格は不要です。
但し、模型ヘリの場合でも、「模型飛行士」登録と賠償保険加入は絶対必要義務です。
ラジコン空撮とは!
産業用ラジコンヘリというのはヤンマーとかヤマハが出している農薬散布用のヘリです。空撮用という規定はなさそうなので、資格などは必要ありません。
しかし、ある程度の重量物なので、そんなものが人の上に落っこちてきたらケガでは済まないかもしれません。
また車道に落ちて大事故を引き起こすなんて可能性もあります。
マルチコプターの事故と注文者責任
ラジコンに関する法律は電波法がほとんどで、他には航空法があるようです。
基本的には法律で規制されているというより、マナーで維持されているようです。
まとめ
というわけで、ラジコンの空撮がブラシレスジンバルにより変化して注目をあびるようになった。そして、法律の規制が少ないので玉石混淆という感じを受けます。
使い道と使い方をしっかりしなくちゃいけない感じですが、面白そうです。