2014年7月14日月曜日

獺祭は美味しすぎてダラダラ飲めないから好きじゃない

以前会社に勤めていた頃、私のお手伝いをしてくれることになったパートさんに社内を案内していた時、結構珍しい機械をこれ知っていると言いびっくりしたことがあります。
なんでも山口の実家は造り酒屋で、そこで使っていたのだとか。
山口の日本酒というと、私はパートさんの実家のお酒は知らず、獺祭しか知りません。

獺祭に関してこんな記事がありました。
杜氏のいない「獺祭」、非常識経営の秘密
杜氏の暗黙知を出来るだけ数値化することで品質を上げた、みたいな事を獺祭ではやったのでしょう。
記事では、データ一辺倒ではなく暗黙知的な部分が1割を占めるとあります。
私の獺祭の印象は美味しいけどすぐ飽きる、です。
一杯飲んだらもういいかな、というお酒。
私がダラダラと飲むせいもあるでしょう、ダラダラと飲みたいお酒じゃなくて一杯で十分という感じ。
その辺の理由が暗黙知のデータ化にあるのかどうかわかりませんが、獺祭はアノニマスな味になっているような気はします。
集合知的な味になってしまい、誰かの好みではない当たり障りのない匿名な味になっているんじゃないかなぁと。

記事を読むとワインよりはビール的な造り方と読めますが、ワインよりもビールの方が圧倒的に消費されていると思うので、経営としてはそれは正しいのかもしれません。

獺祭 磨き三割九分 純米大吟醸 1800ml
旭酒造
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