2013年2月17日日曜日

崩れ落ちる兵士の番組の見え方の違い

NHKでキャパを取り上げた番組があったそうで、見ませんでしたが見た人はひっかかるところがあるようです。
沢木耕太郎 推理ドキュメント運命の一枚~"戦場"写真 最大の謎に挑む~
キャパの「崩れ落ちる兵士」  "NHK"のヤラセ - ザウルスでござる

これを見ると番組はキャパの「崩れ落ちる兵士」を検証するような内容で、番組の最後でこの写真はやらせ、演出された写真だった、という内容のように見えます。
「崩れ落ちる兵士」がやらせというのはずーっと前からわかっていたのに、番組の検証であたかも初めてその解釈を見出したかのようだと怒っている人が上のリンク。

しかし、見てないのでなんとも言えませんが、「崩れ落ちる兵士」のエピソードを知っている人には別の見方をしていたようです。
撮ったのがキャパですらなく、キャパがこの写真について語らかなかった意味を考察したのが番組の内容だったという感想のようです。


キャパはなんだか胡散臭い人でもあり、今では上杉隆みたいな感じじゃないかなぁなんて思っていますが、さすがにそれはキャパに失礼ですが。
失礼というのは一旗揚げたあとのキャパと上杉隆の違いで、一旗揚げる前は似たような感じを受けます。

それはともかく、番組の見ている側がどう受け止めるのか、リテラシーと一言で片付けるべきではないような気がします。
かと言って、番組の内容と意図をわかりやすくハッキリとさせるために一つ一つ説明していたら、なんともつまらない番組になるのでしょう。
勘違いされないように、わかりやすく、そして面白い番組を作るというのは難しいのだと思いますが、公共放送なんだからきっちりとやって欲しいと思います。