先日、祖母が亡くなったので葬式を上げました。
3年ちょっと前に父が亡くなったので、その時に初めて葬式をあげる側の経験をしていますが、2回やってみると業者によって色々違うんだなぁというのがわかりました。
父の時は農協系の葬儀屋でやりました。
葬式のことなんて全く何も知りませんでしたが、1から10まで聞かなくても葬儀屋が教えてくれたのでなんとかなった気がします。
気がするというのは、記憶が曖昧なところが結構あるからです。突然亡くなったので、準備も覚悟もないのでバタバタとあっという間に告別式まで終わった感じでした。
そのためか、よく覚えていない事が多々あるのですが、それでも何とかなったのは葬儀屋が対応してくれたからでしょう。
葬式以外の手続きもやってくれるし、経験のないことばかりなので、葬儀屋に頼む他ないんだなぁと、その時は思いました。
しかし、今回は葬儀屋に会場などを貸してもらっただけという感じ。
今回も突然亡くなったのですが、葬式も2回目なので少し余裕があったせいか、葬式そのものは問題ないのですが、今回の業者には色々不満が残りました。
一番の不満は担当が一人じゃない事。
今回の業者は県内でも大手、沢山の斎場があるところで、社員が沢山いるのでしょう、対応する方が何人もいるのです。
父の葬式の時は夜遅くに葬儀屋に電話をして、その時に来てくれた方が最後まで面倒を見てくれました。
なので、打ち合わせの時に変更があってもすんなり話が通じたのですが、今回は打ち合わせする度に違う人が出てこられて話が通じない。
葬儀は2回目とは言え、気が揉めるせいか色々と疲れるわけで、そんなところに前回と違う人が打ち合わせに来られると、余計につかれます。
次の不満は通夜、告別式の打ち合わせの段取りが悪いこと。
祖母の通夜と告別式は仏式じゃないこともあり、しっかりと打ち合わせすべきだったと思うのですが、この打ち合わせが適当というか、行き当たりばったりというか。
この辺は葬儀屋だけのせいというわけではないのですが、それでももうちょっと何とかなったのではないかと思いました。
特に大きな不備があったというわけでもないので問題ないのですが、無駄に疲れました。
あとはお斎の会場が選べないというのも少し不満。
今回は斎場でお斎が出来るところだったので、有無を言わさず、そこでお斎となりました。
それはそれで楽だし、参列する側にも移動しなくていいというメリットはありますが、会場は選びたい気がしないでもありません。
そんなわけで、今回の会場を貸してもらっただけという感じってのは、なんとなく送る感じが薄いからかなぁというとこがあります。
大手で手広くやっているため、なんでも自社グループを使いたいのでしょうが、結果として画一的になって面白くありません。
通夜振る舞いも、よく通夜に参列する方はそこのグループは基本的に同じメニューということも知っています。
セブンイレブンがプライベートブランド中心になって、何か配給を受けているみたいでつまらなくなったというのを聞いたことがあります。
それは消費者に商品を選ぶのではなく、お店で選んで欲しいという売り手側の押し付けに由来すると考えられます。
葬儀も喪主はじめ遺族など送る側の意見ではなくて、大手葬儀屋の意向にあわせて送るような感じではそこそこの満足度は得られるかもしれませんが、最高点は得られないでしょう。
亡くなった祖母としては平均点よりも最高点を得たいだろうと、残された側が思ったこともあるかもしれませんが、今回の大手には疑問が残りました。
とりあえず、次があるならアークベルは外します。