3月15日、16日開催。
前売り2000円、当日2500円は去年とおなじでしょうか。
去年は途中でカモメにパンを投げた記憶があり、その時は晴れていたような気がしますが、今年はあまりよい天気ではありませんでした。
屋内のイベントなので天気なんてどうでもいいのですが、初日は会場に入るまでに並ぶのです。
並ぶ列は時間帯によっても違うでしょうが、今回は11時半に最後尾にたどり着きましたが、外です。
会場に入ったのは12時15分くらいだったので約45分並んだことになります。
そのうち屋根のないところにいたのは15分くらいでしょうか。
幸い外で並んでいた時は降っていませんでしたが、中に入ってから外を見ると傘をさしているひともチラホラいたようです。
去年は10時くらいに並びはじめて、入ったのは覚えていませんが、並んでいた時間は同じくらいだったような気がするので、時間が遅くても並ぶ時間は変わらないのは人が増えたからでしょうか。
年々増えているようなので、いい事かと思います。
試飲であるにも関わらず、飲み放題と勘違いしているので、今年も沢山飲んで曖昧な記憶ですが、わずかな記憶の中で今年気になったのをいくつか。
遠心分離のお酒
いくつかの蔵で遠心分離のお酒を出していました。覚えているのは佐渡の北雪だけですが。
北雪の人は遠心分離は全然違うとおっしゃっていました。
香りがしっかり残ると。
いわゆるアル添をしなくても、香りが搾りかすに残らずにお酒の方に残るという事なんだと思います。
「遠心分離 日本酒」で検索すると獺祭ばかり出てくるので、売れてる獺祭の後を追いかけている気持ちがあるのかもしれません。
香り保持し、品質も一定…遠心分離機で新酒づくり
北雪が遠心分離を導入したという記事ですが、最先端なようで、新潟県内の酒蔵では3つめだとか。
北雪の人はついに導入しました!っていう感じに話していたので、前からやりたかったのでしょう。
北雪の遠心分離はかなり量が限られ、販売ルートもあまりないようなので、もっと試飲させてもらったらよかったなぁなんて。
販売していたなら買っておけばとも。
ところで獺祭ですが、美味しいのですが、日本酒にある癖になる感じがないので好きじゃないのですが、北雪のやつも癖になる感じのお酒じゃないかなぁという感じはしました。
美味しかったし、お高いと思うので毎日飲むお酒というよりは気合の入った日に飲むお酒だと思えば癖にならない方がいいのかもしれません。
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燗の試飲が増えた
以前は燗の試飲はほとんどありませんでしたが、だいぶ増えました。それでも10あるかないかくらいだと思いますが。
焼酎の試飲だと単にお湯を入れたお湯割りが簡単に作れますが、日本酒の場合はそれが難しい。
温度もありますし、温度がしっかりとしていてもずっとその温度を保っていても味が変わっちゃいます。
そういう事もあってか、燗の試飲は少量を温めて常に温度に気を配るという感じでした。
燗が楽しめる酒っていうのはどの蔵もあるでしょうから、アピールするとこが増えたのはいいなぁと思います。
燗でいいなぁと思うのは千代の光です。
千代の光はもち米を使ったもち純米というのがあるのですが、それのぬる燗がいいです。
でも千代の光で提供していた燗は真というやつだった気がします。
それも美味しかったです。
ここは全体的に燗が合うものが多いのかもしれません。
千代の光は純米ももち純米も割りとお手頃なのでオススメです。
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大吟醸とか純米大吟醸が沢山ある
これが一番印象的というか、これまでと違うような気がしました。以前も大吟醸とか純米大吟醸みたいな高級な日本酒の試飲は出来たのですが、用意した分が無くなるってことがちょくちょくあったのですが、今年は殆ど無い。
ほとんどというか、自分が遭遇したのは唯一北雪のYK35だけ。
一升で1万円くらいするので飲めなくても仕方がないかなぁという気がするし、試飲しても買うことはないのでいいんです。
だけど、自分じゃ買わないような高いお酒をどんどん試飲させてくれました。
普通酒も作ってるのに持ってこなかったので純米吟醸で、なんて蔵も。
今年は太っ腹だなぁという気がしました。
端麗辛口じゃないのが増えた
新潟の日本酒というと端麗辛口が代名詞になっています。上善如水みたいなスルスル飲めるのが新潟の酒みたいなイメージを持っている方も多いかと思います。
しかし、最近はそうじゃないのが増えています。
COWBOY YAMAHAIという肉料理に合う輸出向けのやつがあります。
アメリカ向けなので純米です。
割りとドッシリとした日本酒で、値段の割に結構いけます。
日本酒は割高なイメージがありますが、食中酒としてワインを買うよりもこれの方が割安だと思います。
![]() 日本酒 山廃純米吟醸酒肉料理に合うドライな山廃仕込『COWBOY YAMAHAI Tender』(カウボーイヤ... |
他にも食中酒、肉料理にあうとアピールしいるものがいくつかありました。
他には高いけれど、カワセミの旅も端麗辛口の正反対。
すごく甘くてチョコレートに合う日本酒とPRしていますが、私はチーズにいいと思います。
くっさいウォッシュタイプに。
ちょっと高いのですが、やっぱり甘いワインで同じくらい美味しいやつを飲もうと思ったらもっとするだろうなぁと思うので、割安だと思います。
こういった端麗辛口とは異なるものも少しずつ増えているような気がします。
その他
おぼろげな記憶のなかで印象に残っているのは加賀の井の料理酒。
甘くない味醂、みたいな説明だったような気がしますが、これが凄く美味しかった。
料理酒として使うのはもったいないくらい。
実際に料理に使うとやっぱり美味しくなるのか気になるので、来年は料理酒として使った何かを試食させて欲しいなぁと。
確か越後屋と書いてあった蔵があって、普通のとにごり酒の2種類を出していたのですが、どちらも美味しかった。
でも酒蔵の名前がわからないという。
買って帰ったのはスキー正宗というアホっぽい銘柄を作ってる武蔵野酒造の朝一絞り。
スキー正宗って名前はすごく損をしていると思います。
あとはお酒じゃないけど、弥彦の成沢商店の甘納豆。
カレー豆もあったのですが、帰る時に買えばいいやと思ったら売り切れていたので甘納豆に。
あとはサカスケという酒粕を乳酸発酵させたらしいものを。
塩麹と違って塩を使っていないから、どんな料理にでも使えるって言っていました。
レシピが書かれたリーフレットを1枚もらえるのですが、何に使うかわからないのでもっと欲しかったです。
せめてネットにレシピをアップしておいてくれればいいのに、今のところ見つかりません。