スコットランドがUKからの独立をするかどうかの住民投票が行なわれ、結果はご存知のように否決されました。
11時頃にBBCの速報を見ていたら、賛成と反対は1%も差がない状態で、何度か更新してみていたら少ない時は0.5%くらいの状況で、独立賛成派が勝つ可能性もあるのかなぁと思っていました。
その後の速報は見ていなくて、最後の結果だけみたら、結構差が出ました。
11時頃に見た速報は都市部が開票されていない状況でしたので、経済を担うであろう都市部が反対に回ったのかなぁというような気がしますが、地域別のを見ても、スコットランドがどこにあるのかもわからない、私にはよくわかりません。
とりあえず有権者数の違いにより賛成・反対の傾向は見られないようです。
SCOTLAND VOTES NO BBC
で、よくわからないのが、なぜ左派・左翼はスコットランドの独立を支持するのか。
イングランド人はスコットランド人を田舎者呼ばわりで馬鹿にするとか、そういう事があるそうで、そういうのを知ると民族主義的な事で独立を目指しているのだと思っていました。
であれば、独立は民族と国家を＝でくっつける事になるでしょう。
そういうのって、左派・左翼が嫌うような印象があります。
なのに、スコットランド独立を支持しているように見えます。
なので検索して色々見ていましたが、この説明がしっくりときました。
スコットランドで何が起こっているのか――民族とアイデンティティを超えた独立運動 久保山尚
スコットランドの左派・左翼が独立を支持する理由はわかったような気がします。しかし、日本の左派・左翼がスコットランド独立を支持する理由にはなっていないような。
住民投票の実施について支持するくらいで、独立に対しては支持も不支持もなく中立であるべきではないか、という気がします。
早くも日本の左派・左翼は自治権拡大で実質勝利！みたいな考えのようですが、なんで首を突っ込みたくなるのでしょうか。
遥か遠く、どこにあるのかもよくわからない土地での出来事ですので、独立したけりゃすればいいし、独立しても厳しいなら色々UKにいる恩恵を受けているんだから一緒のままでいいし、とか思っている私には、独立を支持したりしなかったりする人の考えは難しくてよくわかりません。